社会現象を起こした平成ドラマ5選|平均視聴率20%超えの作品たち

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平成時代のドラマといえば、毎週の放送がまるで“国民行事”だった時期があります。
SNSなんてない時代でも、翌日の職場や学校では必ず「観た? おもしろかったよね~!」と会話に花が咲く日々。人気ドラマの視聴率は20%超えが当たり前でした。
今回はその中でも、特に大きなブームを巻き起こした5作品を振り返ってみます。

『ビーチボーイズ』(1997年・フジテレビ)

反町隆史・竹野内豊のダブル主演、当時トップ級の人気俳優が主演を務めた夏ドラマの金字塔。夏といえばこれっしょ。
このドラマは何か大きな事件が起こるわけではありません。だけど、私たちが日々の生活の中で見失ってる大切な何かを発見できるような…そんな気持ちにさせてくれるドラマです。
(ちなみに作品中に登場する民宿「ダイヤモンドヘッド」。こちら現在は取り壊されておりますが、ドラマファンの方が同じ名前の喫茶店を千葉県で営業中です。いつかいってみたーい)

『神様、もう少しだけ』(1998年・フジテレビ)

金城武主演、音楽プロデューサーと女子高生が織りなす切ないラブストーリー。
女子高生が援助交際によってHIVに感染するというセンシティブなテーマを扱いながらも、恋愛の純粋さとひたむきに生きる健気さを丁寧に描きあげています。
女子高生役の深田恭子の迫るような涙の演技は、私含め多くの視聴者の心を直撃したはず…!
ちなみに啓吾のプロデュースする女性歌手役を演じたのは女優の仲間由紀恵さん。その後さまざまなドラマで活躍されることとなり、本作が出世作となりました。

『ロングバケーション』(1996年・フジテレビ)

木村拓哉・山口智子のダブル主演。ピアノ教室の先生・瀬名秀俊(木村拓哉)と花婿に逃げられた葉山南(山口智子)の、ひょんなことから始まった同居生活を軸に描かれるラブストーリー。
ドラマ放送当時は、ドラマの影響でピアノを習う男性が増える、月曜日の夜はOLが街から消えるといった“ロンバケ社会現象”を巻き起こすほどでした。
今観ても古臭さを感じず、自然とストーリーに入り込めるようなまったりとした雰囲気が魅力です。
脇をかためる豪華キャスト陣(松たか子、竹野内豊、稲森いずみ、りょう、ほか)も個性が輝き、飽きさせないストーリー展開は秀逸。

『HERO』(2001年・フジテレビ)

木村拓哉が型破りな検事・久利生公平を演じ、全話平均視聴率30%超えという怪物的ヒットを記録。
1話完結型でテンポもよく観やすいこともさることながら、同僚検事たちとの掛け合いや、松たか子演じる検察事務官・雨宮との恋模様も気になる見どころでしたよね。
このドラマをきっかけに検事という仕事に興味をもった人も多いのでは!?(私もその内の1人です)

『ごくせん 第2シリーズ』(2005年・日本テレビ)

仲間由紀恵演じる熱血教師・ヤンクミが、不良高校生たちとぶつかりながら信頼を築く学園ドラマ。
第2シリーズは亀梨和也、赤西仁、小池徹平ら人気絶頂の若手俳優が集結し、視聴率は常に20%超えを果たしました。
当時、理想の先生ランキングではヤンクミが1位を獲得するほど! その人気っぷりはすごいものでした。

ー時代を築き上げた作品たちー

これらの作品は、単なる娯楽を超えて平成時代の空気や価値観までを色濃く映し出していました。
SNSがない時代だからこそ、「リアルタイムで観ないと置いていかれる!」という熱気があったのも特徴ですよね。
もし未視聴なら、今こそ配信やDVDでぜひ“平成の熱”を体感してみてはいかがでしょうか。

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